2017年10月14日土曜日

まぁ、先を行っているね。確かに


今年も、茨城県は、全国都道府県別魅力度ランキングで最下位だったようです。


茨城県出身力士の稀勢の里が横綱になり、高安が大関になりって話題になったというのに、NHKの朝の連続テレビ小説の「ひよっこ」は、茨城県を舞台にしたもので、なかなか好評だったというのに、最下位でした。
 

茨城県の最下位は、五年連続だそうで、気にする向きは気にしていると思います。


でも裏を返せば、茨城には観光では食べていない、地道な生活がそこあるということです。
私はそのことを嬉しく思い、いつまでも最下位でいて欲しいと思います。


「いいなぁ、いばらき」
と思いますが、その魅力に、たくさんの人、特に観光客には気がついて欲しくないとも思います。


外から八郷にきて住み始めた人はよく言います。
「ただ、通りかかったんだけど、こんなところがあったんだ!と衝撃を受けて移り住んだ」
と。


でも、最近は八郷でも、伝統的な、年月が経つとともに味の出る家を建てる人が減ってしまいました。
八郷は山に囲まれた隠れ家的な場所でしたが、ハウスメーカーの家を建て、トンネルを掘って外からのアクセスを容易にし、すべてを失ってからでしか、その良さが再発見されないということが、これから起こるかもしれません。


そういえば、先日行った徳島県は46位、茨城県に次いで最下位から二番目でした。
「よかったなぁ、徳島!」
徳島に乾杯。
茨城に乾杯。






6 件のコメント:

karat さんのコメント...

三枚目の写真、雲海に月…いいですねぇ…。こういう景色を毎日見ているのですね…。
確かに観光客がたくさん来たら隠れ家ではなくなってしまいますね。大型バスで乗り付けますから…。
ところで、いばらき、は後ろに県がつくといばらきけん、と言いにくいですね。いばらぎけん、の方が言いやすいので間違うんだなと思いました。

さんのコメント...

karatさん
ありがとうございます。雨上がりによく山の稜線の下に雲ができますが、冬は毎日のようにこんな景色が見られます。盆地に降りた夜露が温められて昇っていくのです。

確かに、「いばらきけん」は言いにくいです。初期のころ使っていたコンピュータの言葉のソフトには、「いばらぎ」しかありませんでした。城って、あんまり「き」とは読みませんしね。
でも、茨城弁で、「いんばらきけん」と言えば言いやすいのではないかしら(笑)。

hiyoco さんのコメント...

鎌倉は週末の渋滞に住民は辟易してしているみたいです。人気者は辛いですね。まあ鵠沼海岸もそこそこ似た状況ですが。
春さんはどうやって八郷を見つけたのですか?

さんのコメント...

hiyocoさん
人気者はつらいでしょうね(笑)。私も、観光客皆無だったおっとりした倉敷と、めちゃくちゃ混雑した倉敷を知っています。
私が八郷を知ったのは20年以上前のこと、元同僚のGさんが八郷に定住することになって、借りた山の開拓の手伝いで、初めてきたときです。そのGさんは、大学の同級生Gくんが八郷出身でした。Gくんのご両親は早くに移住された方で、その時、G家に泊めてもらって、家の窓から空と緑しか見えないのに驚いてしまいました。日本でこんな暮らしをしている人もいたのかと。でもその時は、自分も住むことになるとは夢にも思っていませんでした。
その後、もう都会では暮らさないと決めた時、真っ先に浮かんだのが八郷でした。Gさんに手伝ってもらったり、不動産屋に連れて回ってもらったりして八郷内を回り、偶然いまの場所に出逢いました。
水道を引かないで沢の水を利用している人や、自分で家を建てている人、家から人工物は一切見えない人などがあたりまえにいて、最近ではここの生活に慣れきって、都会に行くと酸欠状態になります(笑)。

久木田 恵慈 さんのコメント...

昨日は本当にお世話になり、ありがとうございました。大阪の久木田です。素晴らしい設計に遊び心満載に設えを充分堪能致しました。帰ってからの家作りに新たなモチベーションが湧いてまいりました。沢山見せて頂いた仕舞部分を参考に、来春に向かってラストスパートをかけるつもりです。今後共、どうぞよろしくお願いします。

さんのコメント...

久木田恵慈さん
コメントがスパムに入っていて、長く気づかず、申し訳ありませんでした。半年以上たって今更ですが、遠いところをようこそいらっしゃいました。その後、磨墨の秘密基地、見せていただいています。もうほぼ完成ですね。こちらも、しこしこやっています。