2017年1月11日水曜日

三つ子かな?

ちらほら受験のニュースが聞かれる季節になりました。
「どうして寒い時期に受験があるのだろう?」
と、受験生の頃は、恨めしく思っていたものでした。
今はたぶん受験会場も暖房が効いていて、雪が降って交通機関が乱れたりしない限り、冬の受験の辛さはないのかもしれないけれど、昔の会場の寒さを、ついつい思い出してしまいます。

それにしても、今は推薦入学などで、受験を知らないで大人になる人も多いようですが、渦中にいるときは気づきませんでしたが、挫折を味わうにしろ、喜びを味わうにしろ、多感な頃にあの門を潜り抜けたり、抜けられなかったりするのは、その後の人生にとても役立つものだと、今なら確信することができます。


さて、合格祈願の招き猫です。
セットではなかったと思いますが、同じとき買ったのは確かでしょう。浅草仲見世の「助六」からきたものです。
それなのに、よく見ると、
「あれっ、同じじゃない」
目が違います。それに、片方は紐の首輪を巻きつけていて、片方は巻きつけていません。


今まで気がつきませんでした。


首輪を巻きつけるためには、前もって孔も開けておかなくてはなりません。
ということは、そっくりだけど、全然違うものです。


猫棚を掃除していたら、鉢巻きに「愛」と書いた猫がいました。
二匹いれば目を引きますが、一匹だと目に入りにくいので、こんなのを持っていたことさえ忘れていました。
「あれあれっ?」
合格祈願猫と、よく似ています。


三匹並べてみたら、
「いやだぁ、同じじゃないの」
しかも、左の合格祈願猫と愛猫は、まるで双子のようにそっくりです。
愛猫も助六から来たのでしょうか?

合格祈願猫は一匹でもかまいません。受験は一人で立ち向かうものです。
しかし、愛猫は一匹では淋しい、ペアだったらよかったのに!
まぁ、三つ子と思えば、寂しくありませんが。






2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

同時に同じ招き猫を買うことってあるんですか?合格祈願猫はデザインが違うからって2匹買ったのにそのことを忘れちゃっていたとか~?それにしても愛猫と片方の合格祈願猫がペアっぽくて三角関係に見えてきました(笑)。
私も大学受験ってとても意味があると思います。今思っても一生の中で一番がんばった貴重な経験です。第一志望の国立大学は共通一次が悪かったので二次は諦め、受かった私大にしちゃったけど。親に受けてみる?と言われ中学受験もしましたがそこに自分の意思は全くなく、前日もマンガなんか読んじゃって落ちましたが何とも思いませんでした。どんな学校かも知らなかったし。
息子の同級生たちは、後が楽だからとママたちに言われ週に5日塾に通って受験に備えていますが、高校でがんばればいいのにと思ってしまいます。でもさっき「これって”しんはる”って読むの?」と新春の文字を指す息子に不安が。。。

さんのコメント...

hiyocoさん
はっはっは、しんはるか。小学生のときしんしゅんとわかったら、それで御の字ですよ。私の妹は数学教師ですが、「しわく(思惑」なんて言っていたし、私も40過ぎてから「そうさつ(相殺)」と言って、元同僚に笑われました。夫から、「しちめんろっぴを引いても出てこないんだけど」と訊かれたこともありました(笑)。
同時に同じ招き猫を買うことは、ときどきありましたよ。もちろん、高いものはダメだけれど。一人より双子の方が目を引くでしょう?その原理で、同じものが二つ並んでいたら、かわいさが倍以上になるからです。案の定、合格猫のことはよく覚えていたのに、愛猫は記憶の底に完全に埋もれていましたね。
ものの展示も、そういう意味で、魅力的に見せたり見せられなかったりします。たくさん並べて全部がone of themになったり、団体の魅力が出たり、紙一重ですね。