2016年2月22日月曜日

面取り鉋(かんな)

家の躯体や造作、建具、家具などをつくるための材木の角は、多い少ないはあっても、必ず面を取ります。面を取らないと、そこからささくれだったり、欠けたり、とげが刺さるもとになったりします。


面を取るとき、面取り鉋は便利です。
普通の鉋でも面は取れますが、そのときはどちらにも傾かないようにして、力の入れ方を均一にしなくてはなりません。 つまり、気を使わなくてはなりません。


その点、この面取り鉋は、刃の出を調節しておいて、角に置いて、ただ引けばいいのです。


裏返すと、刃が見えます。
これは替え刃式、刃を研ぐ必要もありません。 刃を頻繁に替えなくても、結構長持ちします。そして、どこにどう置いても刃を傷める心配がないのも嬉しいところです。


大工さんも、同じような面取り鉋を使っていましたが、大工さんの鉋の方がずっと風格がありました。
我が家の面取り鉋は、雨ざらしにしたことはもちろんありませんが、ビニールハウスの仮設木工室に置いているので、陽ざらし、風さらしになってしまうのです。


で、ちょっときれいに拭いて、蜜蝋を塗ってみました。少しは様子がよくなったでしょうか?
作業棟の一角に大工道具の収納場所ができたら、陽ざらし、風さらしともおさらばです。






2 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

 こんな便利なものがあるのですねー
現役時代は鋼板関係だったので歪取りに苦労しました。
特にパイプ関係は、、、、。

さんのコメント...

昭ちゃん
鉄は曲がると始末に負えませんね。鉄筋も間違えて曲げたら、直すことは不可能でした。まして、パイプなんて。だから原発の修理もとっても不安です。
その点、木は楽です。根太材でもなんでもは曲がったりねじれたりしていますが、うまく使うとまっすぐになります。少々長いのは叩けば入ったりもします。鉄やコンクリートは、絶対にそんなに優しく添ってはくれません。全然、融通が利きません。
だから、木工事になって、嬉しくって(笑)。