2013年8月30日金曜日

また、大工の日々

 
コンクリートの柱を建てる工事が、順調に進んでいます。


東側の柱は、今期の作業が完了しました。下半分はすでにコンクリートが打ってあり、上半分はいつでも打てます。
これを打ち終わったら、さらにもう一段型枠を継ぎ足し、それにコンクリートを打ったら完成です。
「できたら、柱が土に突き刺さっているようで壮観だぞ」
早く見たいものです。

作業棟は、中に広い空間が欲しいので、柱を少なくして、スパンを飛ばす必要があります。木造でそのような構造物をつくるとなると、部材を太くしなくてはなりません。また、棟あげの時、しばらくは大工さんたちに頼らなくてはなりません。
ところが、このコンクリートの柱というのは、夫の考えた、大工さんに頼らないでいい、ほぼ二人だけでできる、したがって建設費がかからない画期的な方法だと言うのです。
「でも、コンクリートの柱を立てるの大変じゃない」
「そんなの、たいしたことないよ」
まっ、たいしたことがなかったかどうか、工期は大幅に延びて、もう三年がかりです。


この柱と柱に掛ける棟の梁がまた、ミソなのです。
太い棟木だと重くてたいへんですから、細い木でトラスを組んで梁とし、両方にウインチを備えつけて、二人で巻き上げるんだそうです。
いずれにしても、私には想像もつきませんから、お任せする以外ありません。夫は根っからの工夫好きです。


さて、高いところで重いものを設置する作業は大変です。
非力な私は、主に基礎やら短い柱などの型枠を担当しています。


あんまり長く本格的な大工仕事から遠ざかっていたので、合板一枚切るにも、どうやって切ったらいいか、すっかり忘れてしまっていました。
「作業台の上で切るとなると、切り離した木片を受ける馬が要るかな?」
いえいえ、地面に枕木を置いてそこで切ればいいのを思い出しました。
というわけで、早い日は朝の六時から作業をしています。




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