2013年8月14日水曜日

ゴッホの缶

卒論を書くために八月いっぱい逗留しているトヌちゃんが、お盆で新潟のおじいちゃんおばあちゃんの家に帰省(?)しました。八郷から五泉市まで、49ccのバイクで行くので朝早く出発。その朝、五時に起きたらもう彼は出発した後でした。


その日、夫がを発送するために段ボールや包装紙をごちゃごちゃ置いてある居間の片隅で、ゴッホの缶が目に留まりました。
「あれっ、私こんな缶を持っていたっけ?」

持っているはずがありません。その横のTシャツを見て、トヌちゃんのものだとわかりました。
トヌちゃんの帰省中、離れに泊る人がいるので、本など入れた段ボール箱を運んできて、居間に置き、その一番上にゴッホの缶が乗っていたのでした。


裏返してみるとドイツ語らしく、よくわからないのですが、kunstmuseum baselと書いてあり、どうやらミュージアムショップで売られているもののようでした。

日本のミュージアムショップでもこんな缶が売られていたら、どんなに素敵でしょう。
美術館や博物館にたいして行ったことはないのですが、ミュージアムショップで買いたいものと言えば、せいぜいポストカードくらいです。ポストカードは、使ってしまえば手元に残らないし、残しておきたかったらしまっておいて、見たい時はわざわざ出してみないと楽しめません。

それに比べると、缶はいつでも楽しめます。
とっておきたいポストカードは、無地のブリキ缶や柳行李に入れていますが、藤田嗣治、金子國義、ジミー大西などの絵がついた缶、それもポストカードが入れられる大きさの缶があったら、どんなに楽しいことでしょう。


市販のクッキーの缶も、だいたいおしゃれでスマートですが、そっけなさ過ぎます。
あまり楽しみがない缶ばかりです。


クッキーで勝負しているのでしょうけれど、缶ももっと楽しいものがあったらと思います。
ペコちゃんやアンパンマンなどの缶は色鮮やかですが、お子さま向けです(持っているけれど)。
ある程度の大きさがあり、実用的で、室内で違和感のない楽しい缶は、なかなかありません。


と文句を言いつつ、いただきもののクッキーの空き缶たち、大変重宝に使わせていただいてはいるのですが。




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