2012年11月6日火曜日

火の玉男、田崎太郎


秋の益子陶器市が終わりました。
何人かの友人が出店しているので、会期中一度は出向いて、お隣りの、木工と漆のKさんJさんの出店でキーマカレーを食べるのが、ここ数年の慣わしになっています。

相変わらず、田坂太郎さんのテントは大賑わいです。


陶器市では異例なことですが、初日には今回も老若男女の田崎太郎ファンが早朝から何時間も列をつくって開くのを待っていたそうです。
彼の作品は決して安くない、むしろ周りよりずっと高額ですが、固定ファンがたくさんいます。二日目に行ったので、棚のあちこちに、作品が乗っていた台と値札だけが残されていて、めぼしいものはあらかた売れてしまっていました。

というわけで、毎回変わる、彼の今回のメインテーマは何だったのか、よくわからなかったほどでした。


でも、非売品を見ているだけでも面白い。


力作ぞろいです。
いつか、田崎さんは一生のうちにつくり切れないほどのアイデアがあると言っていましたが、生活が遊び、遊びが生活、人生おもしろいことこの上なさそうです。
もっとも、すべてがうまくは行かないもので、制作に没頭しすぎる彼につき合いきれなくなって、元お連れ合いは数年前に、「やってられないわ」と、出て行ってしまいました。
お似合いだったんだけどなぁ。


さて、帰ろうとしたら、「待て、待て」と、へんてこりんなものを持ってきました。
モップや子ども用のTシャツ、それと市販のおもちゃの機械を分解して、自分でつくったらしいのですが、なんと倒れもせず、四足歩行します。
簡単そうに見えて、バランスを取るのが難しそうな代物です。


あとで、なつさんとkuskusさんのテントに寄った時、
「ねぇ、田崎さんの犬見た?」
と聞いたら、
「見た見た、変な奴でしょう?」
ですって。
左についている鉤針編みの花、バランスを取るのに欠かせないのだそうです。これも自分で編んだのでしょうか?

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