2012年11月17日土曜日

稲刈り完了



借りてきた稲刈り機の調子が今一つで、結局、三分の二ほどは手で刈ってしまいました。
夫が稲刈り機と格闘し、最後は貸してくれたKさんが、JAの機械部門で働いていたという専門家を連れてきてくれて、やっと調子がよくなり、稲刈り機のお出ましです。


ただ、田んぼの長い方向ではなく、短い方向に、いちいちバックしながら刈ったので、なかなか手間がかかりました。
ギアの「刈る」を外して、「バック」に入れてバックし、「刈る」に入れてから「前進」に入れて、前進しながら刈らなくてはなりません。面倒!


というのも、短い方向には稲がきちんと列になっていますが、


長手方向には、ばらばらに植わっていて、並んでないからです。
もし、来年も稲刈り機を借りるなら、長い長い紐を張って、長手方向に田植えをしなくてはなりません。


いよいよ最終盤です。
刈った稲は全部運び、はざ掛けし終わって、やれやれです。しばらくこのまま乾燥させます。

ただ、機械を使ってみてわかったのは、結果が同じでも違うことをしているんじゃないかなと思ったことでした。
手で刈ると、一緒に刈ってしまわないように草を除けたりするだけでなく、稲に向かって、
「きみはりっぱだなぁ」
とか、
「なんで、このあたり株が小さいの?」
などと、自然に稲と会話してしまいます。
でも、機械で刈ると、ただ「いただく」だけの感じでした。 人はこうして、自然への畏敬の念を失っていくのかなぁとも感じました。

今年は機械用に植えていなかったので、てこずり、あまり恩恵は感じられませんでしたが、衰えている体力を消耗しないためには、機械のお世話になるのも悪くないとも思いました。

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