2012年6月28日木曜日

包装籠


はじめから、パッケージのおもしろさにつられて買い物することがあります。
また、中身が好きだけど、パッケージもお洒落で、ちょっと得した気分というものもあります。
 

包装のことなど全く期待していなかったのに、思いがけず素敵に包装してもらうと、大いに得した気分になってしまいます。

カンボジアでは、いろいろなものを、パルメラヤシで編んだ籠に入れてくれることがあります。
籠は包装紙の替わりですからで、太く裂いた葉でちゃっちゃとつくった、趣のないものもありますが、捨ててしまうのは惜しいほど、きれいに編まれたものもありました。


これらは、どれも包装に使われていた籠です。
最近は、最初から彩りも鮮やかな美しい籠に入れた、コーヒーやスパイスなどもお土産品として売られています。


1980年代の初め、まだカンボジアにもヴェトナムにも行ったことがなかったころ、
「あらっ、これ持っていなかった?」
と、フランス生まれのヴェトナム人の友人アンがくれた、ヴェトナムの草で編んだ、大きな籠バッグです。


のちに、カンボジアやヴェトナムに行ったり暮らしたりして、買い物をすると、大小の籠バッグに入れてくれることがありました。

マチつきの籠バッグもありますが、私はぺったんこのバッグの方が好き。柔らかいので、中に不定形なものを入れると、バッグが中身の形に歪みます。


ただ、残念なことに、持ち手がちゃちにできているので、たいして重くないものを入れても、すぐ持ち手から壊れていきます。

私の持っている一番大きいバッグは、幅60センチ、深さ40センチですが、その倍以上の大きさのバッグを見たことがあります。
巨大な草籠バッグに大きなものを入れて、運ぶ途中で持ち手が取れたら悲惨ですが、そんなときはきっと、バッグごと紐でぐるぐる巻きにして運ぶのでしょう。そんな姿を見たことがあります。



4 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

春さんいつも楽しい小物を楽しんで見ています。
もうないと思いますが、娘が見ていた「詩とメルヘン」を思い出します。
チョッと値段が高かったかなー
 戦時中戦後の農家の話でブログには書けないこともあるのでご了解ください。
農協様ご一行の時代も、、、、。
 愚問ですが田んぼで見た「ひるのショック」でいまだに足がすくみますもういないでしょうね。

さんのコメント...

昭ちゃん
『詩とメルヘン』は、なんとなく知っていますが、読んだことはありません。

私より年上の元同僚が、戦前に東京の薬屋さんの店先でヒルを売っていたと言っていました。欝血した血を吸わせるのですって。
田んぼにはいませんよ(笑)。
マレーシアの熱帯林にはいました。森を歩いていて、ときどき脚元をめくって見ないと、知らない間にくっついていました。害はないけれど気持ち悪くて嫌ですね。チベットの昔の旅行記には、歩いていると木の上から落ちてきてくっつかれると書いてありましたが、幸いそんな目にはあったことがありません。

昭ちゃん さんのコメント...

春さん子供のころ薬局のカウンターにある丸いガラス容器には上がったり下がったり、用法はご存知の通りです。
風邪薬は「乾燥みみず」でした煎じたらどんな味かなー
ペニシリンとストマイがすべてを直したのが戦後の時代です。

さんのコメント...

昭ちゃん
今でもミミズの粉末ありますよ。しかも高い!でも、血液サラサラにするには、副作用もないし、最高ですって。脳梗塞を患った人や、患いそうな人にいいそうです。