2012年3月26日月曜日

野菜ジュース



ジュースマシンです。


中には重い歯車があって、野菜を絞ります。
毎食つくれればいいのですが、かなり力が要ります。
 

というわけで、昨年から動力式のものを導入しました。

ニンジン、大根など二種類の根菜と、キャベツ、ホウレンソウ、小松菜など三種類の葉菜を絞って食べるのは、西式という健康法です。

かつて、結核など不治の病が多かった戦前、多くの人々が西式で病気を克服しました。
画家の田中一村もその一人で、二十歳まで持たないと医者から見放されましたが、西式健康法で健康を取り戻しました。
六九歳の田中一村が、庭で亡くなっていたのを発見されたとき、野菜をすろうと、すり鉢を持っていたまま倒れていました。


西式は、おおざっぱにいえば、腸をきれいに保ち、血液の循環をよくして、身体の中に老廃物をできるだけためないという健康法です。
そのため、食べることとともに排泄することを重視し、毛細血管を元気にするために(水袋である)身体を揺さぶる体操したり、熱いお湯と水風呂に交互に入る温冷浴で、血液の循環を促したりします。


以前はビニール製の簡易水槽を使っていたこともありますが、今は温冷浴のために、お風呂場に二つの浴槽を置いています。

かつては全国のあちこちに西式健康法の医院や道場がありましたが、西洋医学が進んだ現代では、ずいぶん少なくなっています。

私たちは、運動も、野菜ジュースも、温冷浴も、しばらく続けられたり、途絶えたり、再開したり、また途絶えたりを繰り返していますが、身体の洗濯をしたくなったときは、西式に戻りたくなります。

以前の職場では何人かでやっていましたが、人に勧めるのは、とても難しいのです。
亡父が末期がんと診断されたとき、入院を勧めてみました。
昔の人ですから西式を知っていて、
「断食とかするんだろう。遠慮しておくよ」
とあっさり退けられました。


葉菜に続けて、根菜を絞ったところ、


混ぜると、あら不思議、緑色になります。
最近は吸収しやすいようにと油を一滴たらして食べているようですが、我が家では何も混ぜないで食べています。


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