2011年6月5日日曜日

籠のお盆






かれこれ30年使っている、タイ製のラタンのお盆です。




大きいので、使わないときは邪魔ですが、たくさんのものを運ぶときは、やっぱりこのお盆に限ります。




最近は、台所の外の壁に立てかけておいて、必要なとき手を伸ばすという、怠惰な使い方をしています。




母からもらったお盆です。

小さい頃から見慣れたお盆で、何気なくもらってきましたが、よく見ると、手が込んでいます。竹を編んで縁をつけて丸くし、そこに細い竹ひごを立てて、さらに竹を回しています。
私なら、一本一本立てたひごが、均等でなかったり、曲がったりして、つくっている途中で癇癪を起こしてしまいそうです。




こんなに細い竹ひごで立ち上げていては、漆を塗るのもたいへんです。あちこちにぽってりと、漆液が溜まってしまいそうですが、そんなこともなく、きれいに塗れています。

表は、乱れ籠目模様ですが、




裏は表のよりは太い竹で、網代に編んであります。




実家にあったものですから、日本のものでしょうか?それとも、戦前の朝鮮のものだったりするのでしょうか?



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