2010年2月9日火曜日

結びの本



2週間ほど前にAmazonで注文した、『The Ashley book of KNOTS』が届きました。

タイ南部、クラビの友人の家には、いくつか、紐を組んでつくったキーホルダーがありました。その昔、私も中国風ボタンをつくるときに、試みたことのある結び方に似たものもあって、
「よくできているわねえ」
と感心していると、友人は、
「まあね。ぼくはヨットに乗るから、紐の結び方はいろいろ知っているんだ。いい本があるよ」
と、この本を見せてくれました。
1944年に出版され、600余ページのすべてに手描きのイラストの載っている、ヨットマンにとってはバイブルのような本なのだそうです。



「ノブ」あるいは「ボタン」と呼ばれる結び方だけでも70ページ、類似した「猿の握りこぶし」という結び方も10ページほどありました。著者は全部つくってみたのでしょうから、びっくりです。

私は、もともと、ボタンをつくったり、マクラメを編んだり、結ぶことは好きでしたが、田舎暮らしをするようになって、軽トラックの荷台に材木を乗せて縄をかけたり、竹垣を結んだり、以前よりもっと結ぶことが身近になっています。
どうしようかなあと迷いましたが、とうとう買ってしまいました。迷ったときは、たいてい買ってしまうのが、私の弱点です。



材木を運ぶとき、いつもやっている結び方も載っています。

これからは、竹籠の縁を補強したり、いろんな結び方をどれもやってみたい気もしますが、やれるでしょうか。毎晩、コンピュータで遊んでいないで、ちょっとずつ結んでみたらいいかもしれません。



これは、手持ちの本の中で、一番よく使っていた本です。これもいい本です。

実用ではなく、飾りで紐を編むときには、紐の材質が気になってきます。しなやかで編み易く、格調のある、自然素材の紐というものは、今どきそうお目にかかれるものではありません。しかも、高価でないものでなければ、ふんだんには使えません。
これはという紐にはなかなかめぐり合えないだろうし、それでもこだわったりしていると、一生、紐が編めなくなります。そうならないように、がんばろーっと。


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