2009年11月11日水曜日

ぶらさげてあるビン



これはなんのビンだったか、忘れてしまいました。例の骨董屋さんが持っていたものです。
「これはいくら」、「珍しいものなんだよ。3000円」、「ええっ」。ガラスコレクターではない私はもちろん買いませんでした。
ところが、それから骨董市で会うたびに、このビンは売れ残っていて、なかなか減りません。
「あら、まだ残っているんだ。高かったもんねえ」と私、「最後の2本だ。もう安くしてもいいや。しかたない、2つで1000円」と骨董屋さん。
そんな感じで、初めて見てから数ヶ月後に我が家に来ました。ところが立たないので、仮設小屋住まいの時には、適当に放って置かれていました。
飾り棚をつくったとき、立たないのでしかたなくぶら下げてみました。そうしたら、気泡も入っていて、なかなかきれい。
『びんだま飛ばそ』にも、『おかしな駄菓子屋さん』にも載っていませんが、なんのビンでしょうか。口はねじ式の蓋がつくようにはできていませんので、コンペイトウのビンでもなさそうです。




寒天ゼリーのビンです。一ハラ商店と、エンボスが入っています。




学生時代、友人たちと港町に行くことがあると、たいてい釣具屋さんをさがして、かわいい魚篭だの、木の浮きだの、ガラスの浮き玉だのを買っていました。魚篭はバッグ代わりに持ち歩き、カラフルな木の浮きはキーホルダーにしたりして、とっくの昔になくなっていますが、直径20センチくらいのガラスの浮き玉だけ残っています。しっかりと編んであった網は取り外して捨ててしまいましたが、ガラス玉は健在です。
この形の浮き玉は、こちらに来てからはじめて見ました。戦前に、北海道や東北など、北の方でつくられた浮きだそうです。紐も、ついていた当時のままのものです。

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